Who - 『チーズはどこへ消えた?』スペンサー・ジョンソン

チーズって美味しいじゃないですか(主観)
さもしい一人暮らしでも、とろけるチーズがあることでQOLが上がることを信じてやまない日々を過ごしています。
冬眠する雪だるまです。
世界ではあまりにも有名なビジネス書『チーズはどこへ消えた?』
登場人物は、迷路で暮らす2匹のネズミと2匹の小人。迷路の中でよくやく見つけた大量のチーズが、ある日突然なくなった!
そのとき、それぞれどうするか。というお話。

ネズミの二匹は、すぐさま新しいチーズを探し始めます。
新しいチーズに気づいたスニッフ
いち早く駆け出せるスカリー

小人のヘムとホーは、チーズが帰ってくるかもしれないと考えて、その場に留まることにしました。
原題の疑問詞は「Who」
二人は、チーズが自ら帰ってくるかもしれないと思っている。そんなわけないのにね。

しかし、そのうち、ホーは チーズは帰ってこないかもしれないと思い始めて、迷路の探索に出ようとします。ヘムはそんなはずがないと否定するばかり。

私はずっとヘムでした。
ヘムの成分が強かった、というのが適切かもしれません。
周りに合わせたり、過去に縋ったり、変化を恐れるばかりで、動き出そうとしなかった。

その一方で、一人ででも動き出したホーは
新しいチーズのことを考えて
もし恐怖がなかったら何をするか?と考えて
そうして、新しいチーズの元にたどり着いた。

私にとって、新しいチーズは聖書でした。
そしてそれは、真のチーズでもありました。

伝道師さんたちが根気強く話をしてくださって、今、私は、ホーになれていると信じています。
ホーであろうと努力している、が正しいかもしれないけれど。
本書のなかに、ヘムがどうなったかは書き記されていません。
視点はホーのもので、ホーはヘムの元に戻らなかったから。

実は読了後、若干のもやもや感がありました。
それは、ホーがヘムと一緒に変わりきれなかったからかなあと思っています。

今は、なんとかホーであり続けようとしているだけかもしれないけれど
ヘムまでも動かして、一緒に窮地から脱せる ホー' になろうというのが密かな目標です。

申命記 30:19
私は、きょう、あなたがたに対して天と地とを、証人に立てる。私は、いのちと死、祝福とのろいを、あなたの前に置く。あなたはいのちを選びなさい。あなたもあなたの子孫も生き、…

何を選ぶかは自由だけど、本当はみんなで生きたいよね。




余談
昨年映画化された漫画『窮鼠はチーズの夢を見る』
このタイトルを初めて聞いたとき
どこまで狙われたものなのか知らないけど
・窮鼠猫を噛む(ことわざ)
・チーズはどこへ消えた?(本書)
・アンドロイドは電気羊の夢を見るか?(フィリップ・K・ディックの小説)
をいっぺんに想起して、すごい名前だなと思いました。

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』も、思考実験じみた題材のSF小説で面白い(interestingの意)です。
『窮鼠はチーズの夢を見る』は、結局見れてないし読めてないので、いつか拝見したいところ。

余談もこの辺にしておきましょう。
今日すごい長くなってしまった…
みなさまよい週末をお過ごしください。
それではまた( ¨̮ )

と或るクリスチャンのビブリオ

ろんと申します。クリスチャン目線で、読んだ本や漫画、映画の解説・感想、日常の事を書いております。

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